AION2のテストを触ってきた|ジャンプは平気、チャットは大荒れ
AION2グローバル版の無料テストが、9月17日〜19日の日程で終わりました。私は剣のクラスで、途中まで進めています。ジャンプもラグも気になりませんでしたが、チャットは大荒れでした。
終わってから日本のプレイヤーの感想を読んでいくと、同じ項目でも受け止めがかなり違います。ジャンプを「1番気になった」と言っている人がいます。チャットには荒れたという報告と、翻訳を評価する声の両方があり、この2つは両立します。どこがどう違うのかを並べます。そして今回のテストでは、購入・取引機能を試せませんでした。
🎯 対象:AION2 グローバル版の Launch Scale Test(2026年9月17日・19日)。正式サービスは10月5日、アーリーアクセスは9月30日。筆者が触ったのはこのテスト版で、製品版ではありません。
⏱ この記事に書いてあること
- ジャンプは評価が分かれました。私は気になりませんでしたが、「1番気になった」という人もいます。ラグは私も感じず、他の人が書いているのは今後への懸念でした
- 今回確認した範囲で不満が揃っていたのは「時間帯」でした。それもゲームの中身ではなく開催の話です
- 購入・取引機能は、このテストで試せませんでした。公式告知で停止されていたからです
まず、何がどこまでできたテストだったか
要点:合計12時間だけ、レベル上限37。購入機能と取引は公式告知で停止。PvPの停止は、テスト前に出た海外動画の説明です。
日程は9月17日22時〜18日4時と9月19日4時〜10時の2回で、合計12時間。事前登録も招待も要らず、誰でも入れました。レベル上限は37で、データは本番に引き継がれません。
止まっていた機能が重要です。ショップ、キューナ、パス、メンバーシップといった購入機能が全停止。取引所も個人取引も使えませんでした。海外のレビュー動画は、テストが始まる前の解説としてここにPvPも加えて挙げ、「これは事実上、製品版のデモだ」と表現していました(筆者訳)。同じ動画は、NCの狙いを「グローバル開始に必要なサーバー数を実際に測るために、人をサーバーに集めたかった」と説明しています。ロストアークの開幕で7000人待ちが起きた失敗を繰り返さないため、と。これは動画主の見立てで、NCの発表ではありません。
そして人は集まりました。人口の話は後半でまとめます。
チャットは大荒れでした。ただ、翻訳を褒めている人もいます
要点:私は荒れたと感じました。同じ自動翻訳を「便利だった」と書いている人もいます。
私は、陣営チャットが大荒れだと感じました。
日本語のレビュー動画は、もっと具体的に言っています。「天族と魔族に分かれるんだけど、どっちサイドも陣営チャットが荒れてた。自動翻訳もあったけど、精神衛生上、陣営チャット非表示がいい」。非表示を勧めるところまで行っています。
個人ブログも「すでにテスト段階で国同士のチャットによる戦争が起きてました」と書いていて、自動翻訳の精度については「まぁ翻訳精度はお察し」という評価でした。
なお同じブログによると、陣営が違う相手とは言葉が通じず会話ができない方式だそうです。荒れたと言われているのは、その陣営側のチャット欄になります。
一方で、同じ自動翻訳を良かった点に挙げている人もいます。9月20日のnote記事です。「チャット機能に多言語の自動翻訳機能があり、それがめちゃくちゃ便利」「意思疎通がすぐできるのはマジで助かります!」。荒れたという話は出てきません。
この2つは、たぶん両立します。翻訳が動くことと、そこを流れてくる内容が荒れていることは別の話だからです。個人ブログも、翻訳できること自体は書いたうえで精度に不満を付けています。アジア圏がひとつのサーバーにまとめられていた点は個人ブログが「テスト環境だとアジアひとまとめだった」と触れていますが、誰がどの言語で何を書いていたかまでは、どの感想も書いていません。
時間帯への不満だけは、私も他の人も同じでした
22時から朝4時、次は朝4時から10時。正直、意味がわからない時間帯だと思いました。
レビュー動画も「グローバル基準の時間になっていて22時から4時だった。とんでもない時間になってるね」と言い、個人ブログは「遊ぶ人選びすぎやろ」と書いたうえで、「2時間くらいやったところでどうしても眠くて断念」しています。今回確認したブログ・note・動画の中に、この時間帯を擁護しているものはありませんでした。
ジャンプは評価が分かれた。ラグには将来への懸念も
要点:ジャンプを強く気にする人もいました。ラグについて書かれているのは、発生報告ではなく今後への懸念です。
| 項目 | 私の実感 | 他の人の感想・懸念 |
|---|---|---|
| ラグ | 感じなかった | 「サーバーのラグもそうですし」=懸念として(個人ブログ) |
| ジャンプの操作感 | 気にならなかった | 「これが僕が1番気になったところ」(レビュー動画) |
ラグ
私は、ラグを感じませんでした。一方で個人ブログは「あとテスト環境だとアジアひとまとめだったのでそのへんも気になりますね」「サーバーのラグもそうですし」と書いています。ラグが出たという報告ではなく、これから気になるという懸念です。
同じブログは自分の環境についてこう書いています。「ちなうちは最低以下でしたが、ずーっと100%張り付きで、MAP読み込み時にカクついていました」「ただほんとにCPUはごまかしが効かないのでそこで遊べるかどうかが分かれます」。これは通信のラグとは別の話で、手元のCPUと描画についての報告です。混ぜて読むと、どちらの対策も見当違いになります。「重い」という報告は、書いている人の環境とセットで読む必要があります。
ジャンプの操作感
レビュー動画が挙げていた不満が、これです。
「回避もそうだし、何よりジャンプ。ジャンプが空中制御が効かなくて、方向に絶対行っちゃう。だから距離を調整することも、方向を調整することもできなかった。これが僕が1番気になったところ」。
私は、ここが気になりませんでした。同じ挙動を触って、片方は「1番気になった」、私は引っかかってすらいない。これは、どちらかが間違っているという話ではありません。アクション寄りのゲームから来た人ほど引っかかる、という種類の差だと思います。空中で軌道を変える操作が身についていると、効かないことに気づきます。
なお同じ動画は、操作方式を「AION2モード」と「AION1モード」から選べることも紹介していて、AION2モードを勧めていました。ただし、この切り替えが空中制御に影響するかどうかは未確認です。
評判が良かったところ。ただし、ここも全員一致ではありません
要点:キャラクリ、飛行、戦闘のテンポ。良い評価が目立つ一方、同じ点に不満を書いている人もいます。
- キャラクリ:女性の髪型だけで86種類、体型は6種類から選んで身長も調整でき、体のパーツごとにもサイズを変えられる(動画主が数えた範囲での紹介)
- 飛行:翼での飛行がダンジョン内でもできる。フィールドでは風の流れに入ると高速で移動できるギミックがある(同じ動画主の紹介)
- 戦闘:ノンターゲットで、シフトキーの回避にジャスト回避がある。タイミングが合えばダメージを無効化できる(同上)
- 進行の速さ:クエストリストを押すだけでオート移動。会話にスキップがあり「とにかくサクサク」という評価
- 懐かしさ:前作のBGMとSEを踏襲していて「あ、この音!」となる、というnoteの感想
ただし、同じ項目に逆の感想もあります。キャラクリの細かさを、個人ブログは「くっそ細かくて、逆に細かすぎて、もうええええわ!めんどくせい!!ってなるかもw」と書いています。戦闘のテンポも、noteが「高速戦闘が面白い!」「アクションの手触りがいい」という声を紹介する一方で、「ゆったりした戦闘が好きな方からは「少しシャカシャカしすぎかも」という声もあり」と添えていました。良い評価が目立つ項目でも、全員が同じではありません。
人口も、この評判の一部です。日本語のレビュー動画2本が、それぞれ同時接続7万人超と伝えています。片方は「どうやらテスト1日目にSteamの同時接続が最高で7万人を超えたみたい」と留保つきで話し、もう片方は「Steamでの同接プレイヤー数が7万人を超える」と言い切っています。片方は「これはPURPLE経由の接続を含まないので、実際はもっといたはず」と補足しており、後者は「1000人以上の待機ができるほどの大盛況」とも話しています。いずれも動画主が見聞きした値で、公式の発表ではありません。
カンストまでの話も出ていました。レビュー動画は「台湾とかですでにやってた人たちは(略)カンストしてたみたい」と話しています。所要時間も口にしていますが、自動字幕の書き起こしが「34時間」となっていて原音を確認できていないため、ここでは数字を載せません。動画主自身は、少し寄り道しただけで上限に届かなかったそうです。
購入・取引機能は、このテストで試せませんでした
要点:機能が停止されたまま終わりましたが、期待と警戒は出ています。
AION2で日本のプレイヤーが一番気にしているのは、おそらく課金です。ところが公式告知のとおり、テスト期間中はショップもキューナもパスもメンバーシップも、取引所も個人取引も停止されていました。今回のテストでは、購入・取引機能を試せていません。
それでも、期待と警戒は出ています。試せないからこそ、両方がふくらんでいるように見えます。
期待している側。9月20日のnote記事は、韓国版などと比べてPay-to-Win要素が大幅に抑えられている点が話題になっていると書き、「課金ゲーに嫌気がさしていたからこれは嬉しい」「海外グローバル仕様で遊びやすくなってる」という声を紹介したうえで、「ポジティブに受け止める人が多く」とまとめています。ただし本人が、これは「今回のテストや先行情報」で話題になっている話だと書いています。店が開いていたという話ではありません。
警戒している側。個人ブログは「装備関連のPtWが結構キツそうかなってイメージです」と書いています。こちらも本人が「あくまでイメージ」と断っています。どちらの引用箇所にも、実際の購入体験は示されていません。
そして厄介なのは、ゲームの中では止まっていた買い物が、ゲームの外ではもう始まっていることです。AION2は基本プレイ無料+アイテム課金で、アーリーアクセス権が付属するパックはSteamとPURPLEですでに発売中です(4Gamer)。アーリーアクセス用パックは購入できますが、ゲーム内の購入・取引機能の使い勝手は、今回のテストでは確認できませんでした。先に金を出すかどうかは、そのうえで決めることになります。
正式な販売条件と実際の運用は、テストの感想だけでは判断できません。
それで、10月5日はどうするか
要点:今回の不満にはテスト固有の事情から来ているものがあり、本番で同じとは限りません。
ここからは私の見立てです。確認した動画とブログでは、開催時間への不満がありました。この時間帯は、12時間だけのテストを区切るためのものです。本番のサービスが同じ形になるとは考えにくいところですが、運営時間について公式の説明が出ているわけではありません。チャットのほうは、人口が分散して日本語話者が増えれば体感が変わるかもしれません。こちらはそうなるという根拠がないので、期待として書いておきます。
ジャンプの操作感には評価の違いがあり、ラグには今後への懸念がありました。ただし、具体的な対処法までは確認できていません。個人ブログのCPUの話は通信のラグとは別なので、そのまま「ラグ対策」に読み替えることはできません。操作モードは選べますが、空中制御への影響は未確認です。気になる人は、自分の環境で確かめるしかないのが現状です。
私は10月5日から、まったりやります。今回のテストで分かったのは、遊べる部分の手触りそのものより、それをどう受け止めるかが人によってかなり違うということでした。自分がどちら側に立つかは、結局やってみないと分かりません。買うかどうかを先に決める必要がある人は、そこだけ切り離して考えたほうが安全です。
出典
テストの条件と日程は公式告知と報道で、感想は日本のプレイヤーが公開しているブログ・note・YouTubeで確認しました(2026年9月21日)。YouTubeは自動生成字幕を取得して全文を確認し、引用は意味が通る範囲で表記を整えています(自動字幕が「カスト」「パル」と書き起こした箇所を、それぞれ「カンスト」「PURPLE」に直しています)。意味が変わりうる数値は、原音を確認できていないため載せていません。英語動画からの引用は、筆者が日本語に訳したものです。筆者の実感として書いたのは、剣のクラスで途中まで進めた範囲です。
- [お知らせ]Launch Scale Test 開催のご案内(AION2 日本公式)(日程、参加条件、レベル上限37、購入機能と取引の停止)
- 「AION2」のグローバル版をプレイできる「Launch Scale Test」,9月17日より開催(4Gamer)(日程とTGS2026での試遊、基本プレイ無料+アイテム課金であること、アーリーアクセス権つきパックがSteam・PURPLEで発売中であること)
- 「AION2」をお試しプレイできる「Launch Scale Test」を日本時間9月17日より実施決定(GAME Watch)(テストの位置づけ)
- 【AION2】初日テスト本音レビュー!知っておきたい操作感と人口感!(YouTube)(陣営チャットの荒れ、ジャンプの空中制御、AION1/AION2モード、同時接続7万人、台湾勢のカンスト)
- 【AION2】テスト初日のダイジェスト解説&感想!同接7万人の大混雑で盛り上がってました。(YouTube)(1000人以上の待機列、キャラクリの規模、ジャスト回避、飛行と風の流れ、オート移動)
- AION 2 Launch Scale Test: DON'T WASTE YOUR TIME!(YouTube・英語)(テスト開始前に公開された事前解説動画です。PvPも停止されると説明していたこと、テストの目的がサーバー規模の実測だという動画主の見立て。ネットワーク製品の案件を含む動画なので、製品評価の部分は使っていません)
- 【AION2】魔族チャンターでテスト体験|Lv16までの正直な感想(note・2026年9月20日)(チャットの自動翻訳が便利だという評価、韓国版比でP2Wが抑えられているという受け止めと、その根拠が「今回のテストや先行情報」であること、UIの文字が小さい、序盤がおつかい中心、前作のBGM・SE)
- AION2 テスト(最弱おぢさんのゲーム語り)(アジア統一サーバーへの懸念、国同士のチャット戦争、自動翻訳の精度、時間帯、装備のP2Wへの警戒、CPU使用率とMAP読み込み時のカクつき)