『Tears of Metal』デモは“圧倒的好評”、製品版もSteam92%を維持——初動でデモ期の好評を維持した4人協力ローグライク
🎯 対象:Tears of Metal 早期アクセス(配信直後・確認日2026年7月23日/ビルド番号は非公開) 早期アクセス作品のため、価格・評価・内容は今後変わり得ます。本記事は公開時点で確認できた一次情報とメディア評をまとめたもので、管理人の実プレイに基づく体験談は含みません。
まず正直に言っておきます。これはハクスラ本流(ARPGでルート漁り)とはジャンルがちょっとズレる作品で、当ブログが最近ジャンルを絞りすぎない方針に切り替えた流れで拾ったネタです。それでも紹介したいのは、この『Tears of Metal(ティアーズ・オブ・メタル)』が、早期アクセス(EA)で“あるある”を一つ踏みとどまった珍しい実例だからです。
EAでよくあるのが、体験版(デモ)はやたら好評だったのに、いざ製品版が出たら評価がだだ下がり——というパターン。ところがこのゲームは、Steam Next Festで“圧倒的好評”だったデモの評価を、2026年7月22日の製品版(早期アクセス)配信後もほぼそのまま維持しています。この記事は、ゲーム紹介というより「デモの好評は製品版で続いたのか?」というSteam評価の答え合わせとして読んでください。
📌 この記事でわかること
- 『Tears of Metal』は2026年7月22日に早期アクセス配信。開発・販売はカナダ・モントリオールのPaper Cult
- ジャンルは血みどろの剣戟アクション×ローグライク(スコットランド風の世界観)。ソロ可・オンライン協力最大4人
- デモは2025年10月のSteam Next Festで“圧倒的好評”、そして製品版もSteam342件・92%好評(Very Positive)を維持(2026-07-23時点)
- 評価点はビジュアル・音楽・血みどろの戦闘の手触り。一方でTheSixthAxis(7/10)は技(スキル)の選択肢の少なさ=リプレイ性の弱さを指摘
- 価格は¥3,150(8月5日まで10%オフの¥2,835)、Steam表記では日本語インターフェース・音声・字幕にフル対応
Tears of Metalとは(超圧縮)
まず前提だけ手短に。『Tears of Metal』は、カナダ・モントリオールのスタジオPaper Cult(ペーパー・カルト)が開発・自社パブリッシュする、剣戟アクション×ローグライクです。スコットランド風の暗く荒々しい世界を舞台に、大勢の敵をなぎ倒しながら進む——D4やPoEのような「装備を厳選してビルドを組む」タイプというより、1回1回の“暴れ”を積み重ねるムソウ寄りのローグライクと考えるとイメージしやすいはずです。
プレイ人数の柔軟さもポイントで、ソロでも遊べますし、オンライン協力は最大4人。「1人で黙々」も「4人でわいわい」も選べる作りです(このあたりの実用情報は記事後半にまとめます)。
数字で見る評判と、その“珍しさ”
本題です。まず時系列を押さえます。
| 2025年10月 | Steam Next Festでデモを配信。“圧倒的好評(Overwhelmingly Positive)”を獲得し、プレイヤー数で当イベントのデモ歴代16位(Steam公式「50 Most-Played Demos of the October 2025 Event」入り) |
|---|---|
| 2026年7月22日 | 製品版(早期アクセス)を配信 |
| 2026年7月23日時点 | Steamレビュー342件・92%好評(Very Positive) |
ここで「デモが好評なら製品版も好評でしょ、当たり前では?」と思うかもしれません。ところが、EAではこれが全然“当たり前”ではないんです。
デモは、開発側が一番自信のある序盤の“いいところ”だけを切り出して出せます。プレイヤーも「無料だし」と気楽に触るので、評価は甘めに出やすい。一方で製品版(有料)になると、お金を払った人の目線はぐっと厳しくなり、序盤を抜けた先の物量・バランス・バグまで丸ごと採点されます。結果として、デモで盛り上がったのに製品版はSteamで「賛否両論」まで落ちる、というのはEAの“あるある”です。
その意味で、デモの“圧倒的好評”という高い期待値を背負ったまま、製品版でも9割超の好評を保っているのがこのゲームの珍しさです。数字そのものより、「デモ→製品版で失速しなかった」という継続の部分に価値がある、と読むのが正確だと思います。
※本記事はデモ評価について、一次確認できた「“圧倒的好評”/Next Festデモ歴代16位」までを事実として扱います。デモの具体的な好評率・件数は当ブログで一次確認が取れなかったため本記事では扱いません。製品版の「342件・92%」は、Steamストアページを複数回直接確認した2026年7月23日時点のSteamレビューで、早期アクセス中はレビュー母数の増加とともに変わり得ます。
評価されている点:ビジュアル・音楽・血みどろの手触り
では“何が”評価されているのか。メディア評の一致点を出典つきで挙げます。
TheSixthAxis(早期アクセスレビュー・スコア7/10)は、良い点をこう表現しています。
The vibes in Tears of Metal are amazing, the music is incredible, and the bloody-minded violence is thoroughly enjoyable (especially in co-op).
意訳すると「雰囲気は最高で、音楽は素晴らしく、血みどろの暴力性は(特に協力プレイで)とことん楽しい」。雰囲気・音楽・戦闘の手触り、そして協力プレイの相性の良さを推している、と読めます。
ビジュアル面はThird Coast Reviewも評価していて、絵作りを「手描きのインク&マーカー調で、グラフィックノベルやアニメ番組のような見た目」(hand drawn ink and marker style that give it an almost graphic novel or animated tv show appearance)と表現し、戦闘についても「攻撃に手応えがある」(Hits do have an impactful feel)としています。“見た目のスタイルの強さ”と“殴った時の気持ちよさ”は、複数媒体が共通して挙げているポイントです。
正直な弱点:技(スキル)の幅とリプレイ性、そしてEA注記
良いところだけ並べても意味がありません。短所こそ、うちの読者(ハクスラ勢)が一番気にする部分なので正直に書きます。
先ほどのTheSixthAxisは、スコア7/10という数字が示す通り手放しの絶賛ではなく、はっきりと弱点を指摘しています。スキル(技)の選択肢の少なさについて——
The trouble is that this little list there is almost all of the options.
「問題は、その短いリストがほぼ選択肢のすべてだということ」。そしてそれがリプレイ性に効いてくる、と続けます。
It's one of my biggest issues with a roguelike, and it kills the replayability for me personally.
「ローグライクとして自分が最も引っかかる点で、個人的にはリプレイ性を殺してしまっている」。ビルドの分岐や技の組み合わせで“何十周も掘る”タイプのやり込みを期待すると、選択肢の幅で物足りなさを感じ得る——という指摘です。装備とスキルツリーを延々こねくり回すD4・PoE的な遊びに慣れた人ほど、ここは事前に知っておいた方がいいポイントだと思います。
⚠️ 評価は“割れている”ことも添えておきます
公平を期すと、この「技の幅・リプレイ性」という弱点は、あくまでTheSixthAxisが名指しで挙げている論点です。他媒体はむしろ「キャラ性能の多様性は十分」と評価していたり、逆に別の短所(Steam Deckでのパフォーマンス低下、ボスの難度過多、パーク効果の不均衡など)を挙げていたりと、媒体によって刺さる不満点が違います。つまり「万人が同じ不満を持つ」わけではなく、あなたが何を重視するかで評価が変わるタイプだと捉えるのが正確です。
そしてもう一つ、大前提としてこれは早期アクセス(EA)です。開発元は「プレイヤーのフィードバック次第で4〜12ヶ月ほどEAを続ける想定」とコメントしており、今後ヒーローやアップグレードの追加、ボイスの追加、バランス・パフォーマンス改善を予定しています。EAクリアの目安は10〜20時間とのこと。上に挙げた弱点も、EA期間の更新で埋まっていく可能性がある——逆に言えば、「今この瞬間の完成度」で全部を判断する段階ではないということです。
うちの読者への位置づけ:本流の代わりではなく“寄り道”
正直に立ち位置を書きます。これはD4やPoEの「代わり」になるゲームではありません。ジャンルが違うので、ARPGの装備厳選・トレード・シーズン経済のような遊びを求めているなら、本流はやっぱり本流です。
ただ、シーズンの端境期(はざかいき)の“寄り道”や“浮気相手”としては、なかなか良い候補だと思います。D4のシーズンが一段落した、PoEの新リーグまで待ち時間がある——そんな「本命が手薄なタイミング」に、雰囲気と手触りで殴れるローグライクを、しかも友達と最大4人で。そういう遊び方にハマる作品です。逆に、周回で技を掘り続ける“やり込みの深さ”を最優先するなら、上の弱点は正面から効いてくるので、そこは割り切りが要ります。
買う前に見る実用情報(価格・日本語・人数)
読者が一番知りたいであろう実用情報を、Steamストアページの確認値でまとめます(すべて2026-07-23時点)。
| 配信 | 2026年7月22日/早期アクセス(PC・Steam) |
|---|---|
| 価格 | 通常¥3,150 →(セール中)¥2,835(10%オフ)。セールは8月5日まで |
| 日本語対応 | インターフェース・音声(フルオーディオ)・字幕すべて対応(Steamの対応言語表記ベース)。英・仏・独・韓・露・中(簡体)ほかと同列に日本語が掲載 |
| プレイ人数 | ソロプレイ対応/協力プレイ最大4人/オンライン協力対応 |
| 開発・販売 | Paper Cult(カナダ・モントリオール/自社パブリッシュ) |
| EA期間の見込み | 開発者いわく4〜12ヶ月(フィードバック次第)。EAクリア目安は10〜20時間 |
個人的にちょっと驚いたのが日本語対応で、インディー規模のEAタイトルで“音声まで含めた9言語対応”はかなり手厚い部類です。ただしこれはSteamの対応言語表記に基づく情報なので、購入前には念のためSteamストアページの対応言語欄と、最新の価格・セール期限をご自身で確認してください(早期アクセスは情報が更新されやすいです)。
まとめ:初動はデモ期の好評を維持、ただし寄り道として
整理します。①『Tears of Metal』は2026年7月22日に早期アクセス配信(Paper Cult/血みどろ剣戟ローグライク) ②デモはSteam Next Festで“圧倒的好評”、製品版もSteam342件・92%好評を維持(2026-07-23時点)=デモ→製品版で失速しなかった珍しい実例 ③評価点はビジュアル・音楽・戦闘の手触り、弱点は技の幅/リプレイ性(TheSixthAxis指摘・7/10)で評価は媒体ごとに割れる ④¥3,150(8/5まで¥2,835)、日本語フル対応、ソロ可・協力最大4人——という状況です。
「デモの好評は製品版で続いたのか?」については、配信直後・342件時点の初動を見るかぎり、デモ期の好評をおおむね維持しているようです。ただし配信からまだ日が浅く、断定するには時期尚早。本流ハクスラの代わりではなく、シーズンの端境期の寄り道として見るのがちょうどいい温度感です。早期アクセスなので、レビュー母数が増える中でこの評価が数ヶ月後どう転ぶかは今後の更新次第——動きがあれば追記します。
出典:Steamストアページ(価格・言語・プレイ人数・レビュー件数)/TheSixthAxis「Tears of Metal Early Access Review」(スコア7/10・2026-07-22)/Third Coast Review 早期アクセス印象記/TheSixthAxis(Next Fest“圧倒的好評”・デモ順位)/Gematsu(EA期間・クリア目安)。すべて2026-07-23時点の確認。