PoE新リーグ「Curse of the Allflame」(3.29) 全内容まとめ|ソケット色撤廃・海底探索・7/25実装
🎯 対象:Path of Exile リーグ「Curse of the Allflame」(バージョン3.29) PoEはリーグごとに仕様が大きく変わります。本記事はこのリーグの情報です。
日本時間7月17日 午前5時のGGG Liveで、Path of Exile 1 の新チャレンジリーグ「Curse of the Allflame(オールフレイムの呪い)」(3.29)の全貌が公開されました。 おっさんは公開された公式リビール映像(約38分)を実際に頭から分析。結論から言うと、今回の主役はリーグ本体よりむしろ「ソケットの色、撤廃」という約20年ぶりの根本変更です。 海底探索リーグ・傭兵復活・Abyss/Legionリワーク・新エンドゲームまで、判明した内容を日本語でまとめます。
まず押さえる基本情報【確定】
| リーグ名 | Curse of the Allflame(オールフレイムの呪い) |
|---|---|
| バージョン | 3.29 |
| 詳細公開(GGG Live) | 日本時間 7月17日 午前5時に実施済み(公式リビール映像) |
| リーグ実装 | 北米 7月24日 13:00 PDT / 日本時間 7月25日 早朝(3.29アップデート) |
| 対応 | PC・各コンソール |
| パッチノート | 7月17日に公開済み(Content Update 3.29.0・公式フォーラム/英語) |
【最重要】ソケットの「色」が撤廃される
リーグ内容の前に、配信で「部屋の中の象(elephant in the room)」として切り出された一番の爆弾から。3.29から、ソケットには基本的に色がなくなります。どの色のジェムも、どのソケットにも入ります。
配信ではこう説明されました——「20年近くを経て、3.29ではかなり思い切った変更を行います。ソケットには、基本的にもう色はありません」。 「良い防具を拾ったのにソケット色が合わなくてスキル構成を崩すハメになる」という、PoE経験者なら全員身に覚えのあるアレが消えるわけです。
- ソケット数とリンクは今まで通り残る。消えるのは「色の制限」だけ。
- 色付きソケットは「レアだが強い上位仕様」として存続。ジェムと同色のソケットに挿すと、そのジェムに追加のクオリティボーナスが付く。つまり色は「制限」から「ボーナス」に変わる。
- Chromatic Orbは「赤・青・緑いずれか1つ以上のソケットを保証」する仕様に変更。
※装備更新のストレス激減+ビルド実験の自由度アップという、新規勢にもガチ勢にも効く変更。海外の反応が一番沸いたのもここでした(後述)。
新リーグメカニクス:海底を探索する「初のボートリーグ」
今回のリーグテーマは「凍てついた海の底に眠る財宝の回収」。配信内でも「PoEで初めて、ついに海の中へ行く。"初の本物のボートリーグ"と言う人もいるだろう」とネタにされていました。流れは以下の通りです。
- ①Chart(海図)集め:Wraeclast各地で、海賊船長Valerie(Val)の依頼を受けてChartを回収。Chartはアンデッド・敵対海賊・深海の怪物が守っており、撃破すると「幽霊に取り憑かれてエリア中強化」などの戦闘ごとの固有ボーナスが得られる。
- ②出航:Valの船「The Sovereign」へ。船にはVesperという人物の魂が縛り付けられており、彼がAllflame(オールフレイム)の力で船を動かしている。
- ③潜水:Bathysphere(潜水球)で海底へ。海底ではAllflame Lanternの周囲だけが安全地帯で、ランタンの外に出ると溺死する。ランタンを置きながら探索を広げ、光るサンゴから燃料「Dead Man's Sulphur」を採取。
- ④撤収ラッシュ:最後のランタンを置くとランタンが順に消え始め、闇とともに深海の怪物が殺到。Bathysphereまで走って脱出する、いわゆる「置き逃げ」型のスリル設計。
- ⑤Voyage(大航海):Chartを集めたらValのボードに最大9枚を配置して巨大な海底探索を計画。各Chartは「隣接Chartのドロップ装備が全部ゴールドに変わる」「全パックに友好クラゲが湧く(=倒して追加報酬)」などの配置モディファイアを持ち、ボードの外周には毎回ランダムの「汚染の海流」効果も付く。パズル的に組むほど儲かる仕組み。
- ⑥回収:各Chartエリアにはインベントリ1個ぶんの回収カプセルがあり、詰めて合図すればValが海上へ引き上げてくれる。9エリアぶんの物資を送り込める。
リーグのクラフト:Vesperの「結果を見てから選ぶ」クラフト
今リーグのクラフト担当は船の心臓部にいるVesper。仕組みがかなり強烈です。
- アイテム+通常のクラフト通貨+Dead Man's Sulphurを渡すと、「その通貨を使った場合の結果」が複数のゴースト像として同時に提示され、好きな1つだけを選んで確定できる。残りは消滅。
- ほぼすべてのクラフト工程に使える。高額なInfluenced Exalted OrbやFossil構成の「一発勝負」を「結果を見てから選ぶ」に変えられるのが革命的。強力なクラフトほど要求Sulphurが増える。
- さらにレア通貨「Ducat」が存在:Kishara's Ducat(元アイテムのMODを1つずつ残した4つのゴーストコピーを生成=クラフトベース量産)、Genteel's Ducat(装備・ジェムの要求能力値を別の能力値に変更)、Brinehook's Ducat(Wraeclastの神々の使徒となる「Aspect」付与)など。特殊なChartから入手。
【7/18追記】謎キーワード「Intangibility」——連発クラフトへのブレーキ?
このVesperクラフトに関して、海外で「Intangibilityとは結局何なのか」という疑問が話題になっています。まず前提として、公式パッチノート本文にこの仕様の記載はありません。 そのうえで、r/pathofexileの質問スレッド(545pt)で最も支持を集めた回答(625pt・いずれも2026年7月18日に当ブログで確認)は「(発表時の)Q&Aで説明があった」とした上で、こう説明しています——同じベースアイテムにVesperクラフトを重ねるほど、提示される結果が3〜4個から1個に減る確率が上がる——つまり高額通貨を同じアイテムに連発するクラフトへのブレーキとして働く仕組みだとされています。 公式の一次説明が見当たらない以上ここでは断定しませんが、開幕からExalted Orb級を惜しみなく注ぎ込むつもりの人は、頭の片隅に置いておくとよさそうです。
傭兵(Mercenaries of Trarthus)復活+Scion新アセンダンシー「Luminary」
- Act3のSarnから傭兵が出現。装備とスキルを確認してからゴールドを賭けて決闘し、勝てば賭けた品を獲得+一定エリアの間、味方として同行。
- Warrant(決闘状):気に入らなければ「後日再戦の約束」を取り付けて、同じスキル構成の傭兵を後のマップに呼べる。Warrantは他プレイヤーとトレード可能。
- 前リーグと違い傭兵はパーティ人数に数えられない(モンスターのライフ・ドロップ量が増えない)。純粋に戦力プラス。
- Atlasツリー・スカラベも完備。「全身ユニーク装備の傭兵を強制スポーン」「悪名高い傭兵+お供2体との3対1決闘」など、わざと不利な決闘を組んで稼ぐ選択肢も。
- 【7/18追記】公式パッチノートで、傭兵システムはリーグ限定ではなくCore(恒常)実装であることが確定。またWarrantは1体の傭兵につき1回しか発行されません("A Mercenary will only grant their Warrant once")。今リーグで試して合わなくても、仕組み自体は今後のリーグにも残ります。
- そしてScionに半年で2つ目の新アセンダンシー「Luminary」が追加。Noble Bloodパッシブで傭兵を永久雇用でき、最大3体(控え2+戦闘1)。永久雇用した傭兵は装備を自由に着せ替え可能で、パッシブ次第でユニーク装備も持たせられる。Linkスキルで傭兵を強化する「支援ビルド」も、傭兵に守らせる「主役ビルド」も組める。
Abyssリワーク:クラック追跡撤廃+新ピナクルボス
- PoE2「Rise of the Abyssal」での改良点の大半をPoE1へ逆輸入。Abyssの穴は最初から開いており、ヒビを追いかけてマップを逆走する作業が完全撤廃。
- 穴の影響範囲内の敵を倒すと魂が穴に吸い込まれ、一定数でKulemakの奈落軍団が湧き出す。PoE2版とはスキルの違う敵も多数。
- Abyssal JewelとStygian ViseはAbyss限定ドロップに集約(前回のDelve化石と同じ「専門化」処置)。スカラベ・Atlasパッシブも刷新。
- Abyssに新エンドゲーム・ピナクルボスが追加。専用の新ユニーク群を持ち、到達方法は「この眼球は何だ?」とだけ示された謎解き仕様。
Legionリワーク:ユニークのMODを別ユニークへ移す「Vestigial」
- Incubator廃止。代わりにLegion限定報酬としてVestigialユニークが登場。
- マップのLegionジェネラルが落とす新通貨「Enshrouding Crystal」をユニーク防具に使用→Domain of Timeless Conflictの巨大クリスタルに納め、敵を倒すと別のユニークに変化し、元のユニーク由来の「Vestigial Implicit」を1つ引き継ぐ。配信ではShaper's TouchがMaligaro's Virtuosityに変化するデモが披露されました。
- QoLも多数:全滅させなくてもエンカウント自動開始/破片はスタック増・クリック減/Unrelenting Emblem廃止(通常Emblemに効果統合)/報酬表示はアイコン洪水から紫クリスタルのゲージ式に。
Talisman再生:Bestiary限定の「エンチャント枠」アクセに
- 2015年から放置気味だったTalismanがBestiary限定報酬として再設計。赤ビーストごとに固有Talismanを持つ(例:Craicic Croaker→Croaker Talisman)。
- Corrupted状態で落ちなくなり、クラフト可能に。固有効果はImplicitからエンチャントになり、Blightの聖油と競合する代わりに大幅強化。
- Talismanユニークも全面強化され、全Bestiaryボスからドロップするように。新Eyes of the Greatwolfも登場。
新エンドゲーム「Atlas Anomaly」:あのCadiroが帰ってくる
- Voidstone適用マップをクリアすると、Atlas上に「Anomaly(異常地点)」が出現することがある。マップアイテム不要で入場でき、何度も再訪できるのが特徴。
- お披露目されたのは「Manor Foyer」——Perandus のCadiroがゴールドと引き換えにアイテムを売るエリア。断ると次の提示額が上がっていく駆け引き式。ゴールドが足りなければ貯めてから再訪もOK。
- Reflecting MistsとNameless Seerはマップ内ランダム湧きからAnomaly側へ移動。Seerの鑑定はトレード可能な「Scrying Orb」に置き換え。
- 他にも「ローグ付きの全公開Heist Blueprint」「植物に覆い尽くされたSacred Grove」「怪しい仕掛けのStrongbox」など。Atlasツリーやフラグメントの影響を受けないので「温存プレッシャー」なしで即消化できる設計。
- AnomalyはAtlasの象限(クアドラント)ごとに出るものが決まっているため、Atlas戦略の新しい軸になりそう。
バランス調整:キャスターは「一律強化」ではない【7/18訂正】
◆7/18訂正◆
7/17の更新で「キャスター強化」とまとめましたが、公式パッチノート原文を読み直したところ半分ハズレでした。 Fireball・Arc・ミニオン系は確かに強化ですが、Elemental Hit(-17%)・Archmage(10-16%→8-14%)・Spell Totem・マイン系は明確なナーフです。 「キャスターなら何でも強い」という前回の書き方は誤りだったので訂正します。
GGG Live配信の印象は「セルフキャスト強化」でしたが、パッチノートの確定値を突き合わせると強化とナーフがはっきり混在しています。スキル単位で分けて整理し直します(数値はいずれも公式パッチノートの確定値)。
強化されたもの
- Fireball:Effectiveness of Added Damage 370%→480%(ジェムLv20時)。
- Arc:詠唱時間 0.7秒→0.6秒。代わりにマナコスト+25%のトレードオフ。
- ミニオン全般:Spectre以外の全ミニオンが「攻撃中に移動が止まらない」仕様に変更。数値バフではないものの、実質DPSが上がる大型QoL。
- 新サポート「Communion Support」:旧Minion Pactのリワーク。ミニオン支援用だったものを、敵にヒットするスペルスキルの支援用に転換(ミニオンのスキルには適用不可)。
ナーフされたもの
- Elemental Hit:付与される火・冷気・雷ダメージが全ジェムレベルで17%減。
- Archmage:雷ダメージ付与量が未予約最大マナの10〜16%→8〜14%。
- Spell Totem:ダメージペナルティが拡大。Hierophantやトーテムのクリティカル系ノータブルも削減方向(具体的な数値は原文に明記なし)。
- マイン系サポート(Blastchain Mine・High-Impact Mine・Charged Mine):ダメージ低下+コスト倍率上昇。
再設計・その他
- Void Battery:パワーチャージごとのスペルダメージ+25%→+10〜15%、reduced Spell Damageは80%→50%に緩和、最大マナ+40〜50→+100〜120。単純な弱体化ではなく「倍率を下げてマナを盛る」方向の再設計。
- 物理スペル(Ethereal Knives、Bladefall等)はクリティカル率を大幅アップ(火力は控えめに)、純雷スペルは詠唱速度アップ(マナ消費増)など、属性ごとに触り心地を差別化する方向性は配信どおり。
- Assassin・Occultist・Inquisitorに汎用スペルキャスト向けの新ノータブル追加。
- 新スキル「Mana-Infused Staff」:杖に秘術エネルギーを注ぎ、ブロック率アップ+スペルのマナコスト減。被弾時には最大マナ依存の秘術雷で反撃。
- エンドゲームのスケーリング不足対策として、新しいExceptionalジェム「Pact」が追加。Beyondの悪魔やLyciaと契約するスキルで、コストの代わりに専用の「病み(affliction)」デバフを受けるハイリスク設計。Pact of Beidat(多種スペル連動)、Pact of Ghorr(DoT向け)などが公開され、Pact of Lycia / K'tashは伏せられたまま。
- サポーターパックは「Plague」「Remidus」の2系統(各7種の外見MTX、性能影響なし)。
配信を実際に見て分かったこと(おっさんの分析)
- 時間配分の力点は圧倒的に新リーグ+Vesperクラフト。約38分のリビールのうち前半をまるごと海底探索の実機デモに使い、「ランタンが消えて怪物が殺到→潜水球へ逃げ込む」流れを丁寧に見せていました。GGGがこのリーグの売りを「探索のスリル」と「Voyageボードの計画性」に置いているのは明白。
- ソケット色撤廃は意図的に「後半のサプライズ」として温存。バランス調整パートの冒頭で「賢明なプレイヤーはもう気付いているだろうが…」と、デモ画面のソケットの違和感を伏線にして発表する演出でした。
- リーグ機構の説明で印象的だったのが、潜水球を「entirely safe and well tested(完全に安全で十分にテスト済み)」と紹介するくだり。明らかなフラグ芸で、GGGらしい茶目っ気。
- Q&AはZiggyDが司会で、ゲームディレクターのMark Roberts、デザイナーのOctavian・AndrewがTwitchチャットの質問に回答する構成。パッチノートは配信後のNZ時間午前11時(日本時間の17日朝)公開とアナウンスされました。
海外の初期反応
海外コミュニティの話題を最初にかっさらったのは、やはりソケット色撤廃。ZizaranやSteelmageといった大手配信者が揃って「Socket Colours Are GONE?!(ソケットの色が消えた!?)」というリアクション動画を上げるほどの衝撃度でした。リーグ本体では「実質Delve+Blightのいいとこ取り」「Vesperクラフトは経済が壊れるのでは」といった期待と警戒が入り混じった反応が目立ちます。
7/25の開始に向けてやること
※2026年7月25日 5:00(日本時間)に開幕済みです。以下は開幕前に書いた準備メモとして残しています。開幕当日に実際に何が起きたかは開幕初日レポートのほうへ。
- スターター選び【7/18訂正】:前回「スペルキャスターのスターターが例年より組みやすい環境」と書きましたが、これは誤りでした。パッチノート確定値ではキャスターも強化とナーフが混在しています(Fireball・Arc・ミニオン系は強化、Elemental Hit・Archmage・Spell Totem・マイン系はナーフ)。「今期はキャスター」で決め打ちせず、使いたいスキル単位でパッチノートを確認してから選ぶのが安全です。ソケット色自由化で序盤の装備更新が快適になる点は変わりません。
- Luminary(Scion)は情報待ち:傭兵永久雇用は面白枠として本命級ですが、初日はビルド情報が揃いません。1キャラ目は手堅く、2キャラ目でLuminaryが安全策。
- パッチノートの精読:公式パッチノートは7月17日に公開済み(英語)。スキル数値・ユニーク調整の詳細は原文で、自分の使うスキル単位の確認を推奨します。
- ローンチ時間の確保:開始は日本時間7月25日 早朝。序盤経済は動きが速いので、スタートダッシュ勢は開始直後の時間を空けておきましょう。
- スタンダードの整理は任意:新リーグは全員まっさらな新キャラでスタート。前リーグのキャラ・アイテムは「リーグ終了後に」スタンダードへ移る仕様なので、新リーグのプレイ自体に影響はありません。
更新履歴
- 2026-07-26:あわせて読みたいに「3.29 いま知っておきたい7つ」を追加
- 2026-07-25:開幕済みの注記を追加。あわせて読みたいに開幕初日レポート記事を追加
- 2026-07-20:あわせて読みたいにGrim Dawn拡張『Fangs of Asterkarn』(7/23発売)の記事を追加
- 2026-07-18:公式パッチノート公開を受けて訂正・追記。バランス章の「キャスター強化」という誤ったまとめを訂正(強化/ナーフ混在に修正)、Intangibilityの解説と傭兵のCore実装を追記
- 2026-07-17:GGG Live配信の分析で詳細版に更新
- 2026-07-12:リーグ名・日程の確定情報で初版公開(配信前)
出典:Path of Exile 1: Curse of the Allflame Content Reveal(公式YouTube) / Announcing Path of Exile: Curse of the Allflame(公式フォーラム) / Content Update 3.29.0 パッチノート(公式フォーラム・2026-07-17) / Path of Exile 公式ニュース。固有名詞の日本語表記は暫定です。
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