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ディアブロ4 S15 魂の破片8種|その数値、PTR版のままじゃないですか

シーズン15の新しい宝石「魂の破片」を調べていて、手が止まりました。一覧サイトに載っている数値と、ゲーム内の数値が違います。目玉のはずの業火の破片は、ダメージ+100%(2倍)ではなく+50%(1.5倍)。PTR(テストサーバー)の数値がそのまま残っている一覧が、9月19日時点でもまだ出回っています。この記事の数値は、ライブ版パッチ3.2.1のツールチップを載せているデータベースで、8種すべて取り直したものです。

ディアブロ4 シーズン15の業火の破片は、出回っている+100%ではなく+50%だと示したサムネイル
図:本記事で作成。業火の破片の数値を、ライブ版パッチ3.2.1のツールチップで取り直しました

🎯 対象:ディアブロ IV シーズン15「獄遺継承」(2026年9月16日開始・日本時間、パッチ3.2.1)。数値は3.2.1のゲーム内ツールチップを掲載しているデータベースで、9月19日に確認したものです。破片名はBlizzard公式日本語ページの表記に合わせています。

⏱ この記事に書いてあること

  • PTR版の数値が出回っている。業火の破片のダメージが「+100%(2倍)」になっていたら、それはライブ版の値ではありません
  • 8種すべてに代償がある。レアリティで伸びるのは効果だけで、代償は据え置きです(母と断罪の2種だけ例外)
  • 最初の分かれ道は会心。会心で戦っているなら苦悶、戦っていないなら業火。まずここで自分のビルドを仕分ける

8種の効果と代償(ライブ版3.2.1)

要点:数値は最高ランクのユニーク品のものです。代償の列は、母と断罪を除いて、どのランクでも同じ重さでかかります。

表の「付与」は、挿すだけで常時つく耐性ボーナスです。効果とも代償とも別枠で、破片ごとに決まった属性の耐性が上がります。業火だけ全元素にまたがり、黒のソウルストーンは耐性ではなく全ステータスです。

破片英語名付与効果(ユニーク)代償
業火の破片
(ナ=クルル)
Splinter of Hellfire全元素耐性 625ダメージ +50%(1.5倍・乗算)会心率を100%失う
苦悶の破片
(アンダリエル)
Splinter of Anguish火耐性 4,375攻撃速度と会心率 +20%主要リソース消費 +30%
罪悪の破片
(アズモダン)
Splinter of Sin雷耐性 4,375最大ライフ +50%最大主要リソース −30%
苦痛の破片
(デュリエル)
Splinter of Pain毒耐性 4,375ダメージ軽減 25%移動速度 −30%
黒のソウルストーンの破片Splinter of the Black Soulstone全ステータス +50敵を倒すとソウルを1つ獲得(10秒)。1つにつきダメージ +2.5%、200まで重複ソウル1つにつき被ダメージ +1%。継続時間は更新されない
母の破片
(リリス)
Splinter of the Mother物理耐性 4,375束縛されない。触れた敵が10秒間脆弱になる250体に触れるとスタン4秒
欺瞞の破片
(ベリアル)
Splinter of Lies冷気耐性 4,375ゴールドと製作素材のドロップ +100%、経験値 +25%常に衰弱かつ脆弱
断罪の破片
(スカーン)
Splinter of Damnation影耐性 4,375エリート群を倒すとモンスターパワー +1 と経験値 +25% が25秒敵が強くなること自体が代償

8種の中で1つだけ毛色が違うのが、黒のソウルストーンです。ソウルは200まで重なるので、上限まで積めばダメージ+500%と引き換えに被ダメージ+200%。しかも継続時間は更新されないので、古いソウルから順に落ちていきます。強さが常に上下する石で、敵が途切れないところでしか本領が出ません。ボス1体との差し向かいでは、新しいソウルが湧かないので枯れます。

出回っている数値との食い違い

要点:PTR(テストサーバー)の数値を載せたままの一覧があります。業火のダメージが「+100%」なら、それはPTR版です。

シーズン15のPTRは3.2.0、本番は3.2.1です。この間に破片の数値が調整されていて、PTR期間中に書かれた一覧には古い値のまま残っているものがあります。8種のうち5種で数値が動いていました。

破片項目PTR 3.2.0ライブ 3.2.1向き
業火ダメージ+100%(2倍)+50%(1.5倍)下がった
苦悶攻撃速度・会心率+35%+20%下がった
苦痛ダメージ軽減40%25%下がった
黒のソウルストーンソウル1つの効果+5.0%(被ダメ+0.5%・15秒)+2.5%(被ダメ+1%・10秒・200上限)下がった
罪悪最大ライフ+40%+50%上がった
母 / 欺瞞 / 断罪効果量効果量は変わっていません(断罪は経験値+25%がツールチップに載りました)据え置き

一律の弱体化ではないところが、かえって厄介です。罪悪は上がっているので、「全部下がったと思っておけばいい」では済みません。自分が使う石だけでも、ゲーム内のツールチップで確かめる価値があります。見分け方の目印は業火です。ダメージが「+100%」になっている一覧は、少なくとも業火・苦悶・罪悪・苦痛・黒のソウルストーンの5種がPTR時点の値です。

レアリティを上げても、代償は軽くならない

要点:4段階あって、上げると効果だけが伸びます。代償は下から上まで据え置きです(母と断罪を除く)。

破片はマジック・レア・レジェンダリー・ユニークの4段階で落ちます。海外の一覧では順にレッサー/通常/グレーター/アビサルと呼ばれています。8系統×4段階で合計32種類です。

破片マジックレアレジェンダリーユニーク代償
業火(ダメージ)+20%+30%+40%+50%会心率を100%失う(全段階同じ)
苦悶(攻速・会心)+5%+10%+15%+20%リソース消費 +30%(全段階同じ)
罪悪(最大ライフ)+20%+30%+40%+50%最大リソース −30%(全段階同じ)
苦痛(ダメージ軽減)10%15%20%25%移動速度 −30%(全段階同じ)
黒のソウルストーン(ソウル1つ)+1.0%+1.5%+2.0%+2.5%ソウル1つにつき被ダメージ +1%(全段階同じ)
(スタンまでの接触数)100体150体200体250体左の数値自体が代償。上げるほど軽い
欺瞞(ゴールド・素材)+40%+60%+80%+100%常に衰弱かつ脆弱(全段階同じ)
断罪(効果時間)10秒15秒20秒25秒敵が強くなる時間も同じだけ伸びる

ここが厄介なところです。業火はマジックでもユニークでも、会心を100%失います。ダメージの伸びが20%か50%かの違いしかない。苦悶のリソース消費+30%も、罪悪の最大リソース−30%も、苦痛の移動速度−30%も同じで、最低ランクから満額の代償を払わされます。

例外は2つだけ。母はランクが上がるほどスタンまでの接触数が増えるので、代償が軽くなります。断罪は効果時間が伸びるぶん、敵が強いままの時間も長く続きます。

つまり低ランクの破片は、割に合いません。同じ痛みで見返りだけが小さい。挿すなら上のランクを目指すか、いっそ挿さないほうがいい場面があります。とくにマジック品の業火は、ダメージ+20%のために会心を全部捨てる勘定なので、会心ビルドが試しに挿すと火力が落ちます。

最初の分かれ道は「会心を捨てられるか」

要点:業火を選ぶかどうかで、組めるビルドが割れます。会心前提の装備とスキルが全部死ぬからです。

会心率を100%失うというのは、会心が出る確率がゼロになるということです。会心ダメージのステータス、会心時に発動する効果、会心を前提にしたパッシブやアスペクト。積み上げてきたものが、そこで全部止まります。

だから業火は、もともと会心に寄せていないビルドの石です。オーバーパワーや必殺の一撃で殴る型のように、主力ダメージが会心しない構成なら、失うものがないぶん丸ごと得になります。逆に会心で回しているビルドが挿すと、ダメージが1.5倍になっても総火力は下がりやすい。会心ダメージを積んでいるほど損になります。

ライブ版で+100%から+50%へ落ちたことで、この石の立ち位置はさらに狭くなりました。PTRの頃は「会心を捨てても釣り合うかもしれない」と考える余地がありましたが、+50%だと会心を捨てる痛みのほうが先に来るビルドが増えます。会心で戦うなら、素直に苦悶です。攻撃速度と会心率が同時に+20%で、代償はリソース消費+30%。リソース回復を積んでいるビルドなら、こちらは手当てのできる代償です。

「三大悪の魂の破片」は別の仕組みです

要点:同じ「魂の破片」という名前で、中身がまったく違うものが同じシーズンに2つあります。

ここまで書いてきた8種とは別に、三大悪の魂の破片があります。こちらはディアブロ・バール・メフィストを倒して手に入れるもので、装身具に挿すのではなく、一度に1つだけ身に宿して名誉トラックを進める仕組みです。宿している間は自分が黒衣の放浪者になり、対応する属性のダメージを周囲へ放つ代わりに、その三大悪に対して脆弱になります。

どちらも公式に「魂の破片」と呼ばれているので、名前だけでは見分けがつきません。検索や動画で迷ったら、装身具に挿すほうか、1つだけ宿すほうかを先に見分けてください。

入手と強化

要点:醒めやらぬ悪夢が主な入手先。同じ種類を合成して1段上げます。

合成できるのは同じ種類どうしです。8系統に散らばったまま拾い集めても上のランクにはならないので、狙った石を集中的に集めることになります。

兜の枠については、出典が割れています。Blizzard公式は「装飾品スロットに最大3つまで」と書いています。一方でクライアントデータを読んだ一覧は、レオリックの王冠を被ると兜も装飾品として数えられて枠が2つ増え、さらに王冠が破片の効果を75〜100%強化する、としています。3.2.1のパッチノートにも「レオリックの王冠が魂の破片の効果を付与していなかった不具合を修正しました」があります。王冠を持っているなら、実機のツールチップで枠の数を確かめてみてください。

結局どう選ぶか

私の見立てはこうです。まず自分のビルドが会心で戦っているかを確かめる。会心で戦っているなら苦悶、戦っていないなら業火。ここが一番大きい分岐です。

残りの枠は、足りないものを埋める石を選ぶ。死ぬなら罪悪か苦痛、素材とゴールドが足りないなら欺瞞、敵に囲まれて動けないなら母。雑魚が途切れない周回をしているなら、黒のソウルストーンが一番伸びます。どれを選んでも何かは失うので、いま困っていることを基準にしたほうが迷いません。

そして低いランクで妥協しないこと。代償は最初から満額です。それと、数値を見るときはライブ版かどうかを一度だけ疑ってください。この記事の下書きも、途中まで+100%で書いていました。

出典

ライブ版の数値は、パッチ3.2.1のゲーム内ツールチップを載せているデータベースで、8種すべて個別に確認しました(2026年9月19日)。英文の日本語訳は筆者です。破片名とレアリティ名はBlizzard公式日本語ページの表記に合わせています。