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Palworld、1.0で同接85万超。米国では任天堂特許に“非最終”の拒絶通知——日本の裁判は継続中

📅 公開:2026年7月18日 🔄 更新:2026年7月18日

🎯 対象:Palworld(パルワールド)正式版1.0 本記事の情報は2026年7月18日時点のものです。特許・訴訟の手続きは進行中で、今後状況が変わる可能性があります。法的手続きの記述は報道ベースの箇所を明記しています。

発売から1週間、『Palworld』をめぐって2つの話が同時に動いています。ひとつはお祭り——2026年7月10日に正式版1.0がリリースされ、Steam同時接続85万人超を記録。 もうひとつは法廷と特許庁——米国では任天堂の特許1件の全26クレームに“非最終”の拒絶理由通知が出ており、日本では東京地裁の裁判が継続中です。

この手の話題は「勝った」「負けた」と威勢のいい言葉で語られがちですが、実際の手続きはもっと地味で、段階があります。 この記事では、確定している事実と報道ベースの情報を区別しながら、2026年7月18日時点の現在地を整理します。

📌 この記事でわかること

1.0で何が変わったか

タイトルPalworld(パルワールド)正式版1.0
開発Pocketpair(ポケットペア)
配信日2026年7月10日(日本時間)/米太平洋時間では7月9日夜。Steam・PS5・Xbox・Game Passで同時配信
経緯2024年1月の早期アクセス開始から約2年半で正式版へ
価格$29.99のまま据え置き(公式発表)。日本円は2026年7月18日時点で定価3,400円(30%オフ中2,380円。当ブログがSteam公式APIで確認)

1.0の主な追加・変更は次の通りです(公式パッチノートおよび複数メディアの報道が一致している内容)。

✅ 正式版1.0の主な追加内容

パッチノートは約27ページ・1万語超という規模だったと複数の海外メディアが伝えています。早期アクセスの「完成版」というより、大型拡張を1本まるごと積んだようなボリュームです。

Palworld 正式版1.0のスクリーンショット
▲ Palworld(画像:Steam公式ストアページより / ©Pocketpair)

同接“85万超”の中身——公式発表と報道値の二段構造

ここは数字の出どころを正確に書きます。二段構造になっているからです。

コミュニティもお祭りでした。r/Palworldでは、Steamで1位に到達したことを祝うスレッド(2026年7月17日投稿)が約5,500pt、後述する価格据え置きを歓迎するスレッド(2026年7月8日投稿)が約17,500ptの高評価を集めています(いずれも2026年7月18日に当ブログがRedditの公開データで確認。pt数は変動します)。

価格は$29.99据え置き——日本では7月18日時点で2,380円

Pocketpairは1.0移行にあたって値上げをせず、$29.99のまま据え置くことを公式X(@Palworld_EN)で発表しました。コミュニティへの感謝として、という説明です。正式版で値上げするタイトルが珍しくない中、この判断が前述の約17,500ptスレッドのような歓迎につながっています。

そのスレッドの上位コメントを2つだけ紹介します(要約・意訳、2026年7月18日確認)。「ゲーム業界よ、これがやり方だ」(1,923pt)「むしろ感謝の気持ちでフルプライスで買う。プレイヤーを尊重されれば、こっちも応えたくなる」(490pt)。値段の話でここまで祝われるのは、なかなか珍しい光景です。

日本円については過去からの価格推移を確認できていないため“据え置き”とは書きませんが、2026年7月18日時点では定価3,400円・30%オフ中の2,380円です(当ブログがSteam公式APIで確認)。セール価格がいつまで続くかは確認できていないので、気になる人はストアページで最新の価格を確認してください。

米国:USPTO長官が自ら命じた再審査、全26クレームに“非最終”の拒絶理由通知

ここからが本題の後半、特許の話です。まず米国から。

起点は2025年11月3日です。米国特許商標庁(USPTO)の長官が、任天堂の米国特許No. 12,403,397について、長官主導のex parte再審査(Director-Initiated Ex Parte Reexamination)を自ら命じました。この特許は「サブキャラクターを召喚し、全自動またはプレイヤー操作の2つのモードのいずれかで戦わせる」仕組みに関するもので、付与は2025年9月。第三者からの請求なしに長官自らが再審査を命じるのは異例で、米特許専門メディアGames Frayは、この形の命令は2012年以来と報じています。

そして2026年3〜4月頃(報道により日付に幅があるためぼかします)、USPTOの審査官はこの特許の全26クレーム(請求項)すべてに拒絶理由を通知しました。根拠は「自明性」——Konamiの2002年の特許や任天堂自身の2019年の特許といった先行技術から容易に導ける、という判断です。Game Rantによれば、この通知は104ページに及びます。

⚠️ ここを読み違えないでください

要するに、「米国で任天堂の特許1件に厳しい一次判断が出た」ことは事実ですが、それ以上でもそれ以下でもない、というのが2026年7月18日時点の正確なところです。

日本:東京地裁の裁判は継続中。次の期日は10月1日・11月9日(報道ベース)

日本の訴訟は、2024年9月19日に任天堂と株式会社ポケモンがポケットペアを東京地裁に提訴したものです。争点はポケモンとの見た目の類似ではなく特許侵害で、モンスター捕獲時のUIや、モンスターへの騎乗・滑空の仕組みに関する特許が対象と報じられています。2025年11月には、ポケットペアが該当機能を改修済みであることを受けて、原告側が主張範囲を旧バージョンのPalworldに限定する訴えの変更を行った、とも報じられました。

今後の予定として、米特許専門メディアGames Fray発の報道(GameSparkなど日本語メディアも同報道を参照)によれば、10月1日に証拠調べの期日があり、11月9日に裁判所が心証(見解)を示す予定とされています。当ブログでは東京地裁の公開記録を直接確認できていないため、期日の情報はすべて報道ベースです。日本の民事手続き上の正式な期日名称も確認できていないため、報道の表現をそのまま使っています。

この期日で何が出るのか、裁判がどちらに向かうのか——その予想は、この記事ではしません。確認できた事実だけを置いておき、続報が出たら事実で更新します。

ちなみに:Pocketpairは「生成AIは使わない」と明言

Pocketpairの「ゲーマーが望まないから、生成AIは使わない」という趣旨の発言を伝えるスレッドが、r/Palworldで9,408ptの高評価を集めたのもつい先月の話です(2026年6月18日投稿、7月18日に当ブログで確認)。ほぼ同じ週に“AI生成と指摘された画像”で騒がれたEAとの対比は、別記事「EAのSteamセール告知、“AI生成と指摘された画像”が海外でツッコミの的に」でどうぞ。

まとめ:次の節目は10月と11月

ゲームとしてのPalworldは、係争を抱えたまま自己最高クラスの盛り上がりで正式版を迎えました。一方、法的な手続きはどれも途中です。次の節目は10月1日と11月9日。動きがあれば、このブログでも事実ベースで続報を追います。

※本記事の出典:Pocketpair公式ゲームニュース(2026年7月13日付)、Pocketpair公式X(@Palworld_EN)、Steam公式ストアページ/公式API(価格・2026年7月18日確認)、GamesRadar+・PC Gamer等(SteamDB発の同接報道)、Game Rant・Engadget(USPTO手続きの報道)、Games Fray(米特許専門メディア)・GameSpark(東京地裁期日の報道)、r/Palworldスレッド(2026年7月18日確認)。海外コメント・報道の引用はすべて要約・意訳です。

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